華花瓶(かばなみか)

名前:華花瓶(かばなみか)

種族:人間

性別:女性

 

略歴

 

まだ、地球とオラクルが関係を築く前、幻視によって他の世界の存在を予言し、その存在の実証のために地球から大規模な魔術を行使することで初めてオラクルに単独で跳躍してきた魔術人形師。魔術人形制作を得意とし、彼女の作り上げる人形は魔術界、裏社会等で超高価な値段をつけられると言われるほどの出来栄えで、その筋ではかなり名のある魔術人形師であるが、その知名度は彼女の悪行による所が大きい。

幻視で異世界、オラクルの存在を知ると、彼女はその世界に強く興味を持つも、幻視で見た程度の情報ではその世界を詳しく知る手段も無く、ひたすら興味だけをくすぶらせて居た時偶然にも、思いもよらぬ拾い物をする。

その異世界ことオラクルからの転移者、のちに器陶と名乗ることになる青年との出会いであった。右も左も分からぬ、異郷の地でたった一人孤立し帰還の手段も何もかも失って途方に暮れていた彼を華花瓶は拾い、彼にこの世界の事、魔術、そして自分の目的を教えると、その見返りにオラクルの世界や詳しいイメージ、転移して来た時に彼が乗っていたアークスの戦闘ヘリと彼の装備品から得た技術を得る。そして、その技術をも取り込んだ彼女は、大規模な魔術を展開し、異世界転移への準備に取り掛かりつつ、この世界への興味と定住、そして彼女の人形術に強く惹かれた彼にその知識を与えた。

時は10年ほど経って、彼の協力や彼がオラクルから持ってきていたテレパイプの解析から得た情報で強くその存在を幻視出来るようになった彼女はオラクルへの転移するための道が出来上がった事を感じ、このために今まで準備してきた大魔術で転移を敢行、すっかり地球人になってしまった器陶に後継者として自身の工房や財産を、いざという時の遺言を与え、器陶に見送られる形でオラクルへと転移していった。

 

101体の人形、魔術絵本、それらを用いて、彼女はオラクルで人形劇を開いた。それは、自己権威でもなんでもなく、ただ、退屈だからというとんでもない理由で・・・。オラクルに渡り、様々な物を見て歩いた彼女だが、間もなくして飽きてしまう。そこで当時のルーサーと接触し、技術の提供の見返りに結界の展開する場所を借り受け、そこでそこに居たであろう何も知らない一般人をも巻沿いにして彼女は禁術、魔術絵本に描かれた世界を具現化し現実を侵食する固有結界を展開、そうして、かの劇場は開かれることになった。

自分が作り上げ、設定を付与した人形たちを躍らせ、そして自身も「瓶茶の割れ出た別人格が個となったもの、喋らない無言者、肉体を持たない虚ろな精神体」という設定を付加した霊体の人形・・・つまり、瓶割を作り上げ、自分の体をその人形に乗り換えると人形たちに紛れ込み物語を傍観しはじめる。

自身が作り上げた物語、何もかも自分の考えた通りに動くだけの人形、分かり切った結末、正直、彼女は退屈だった。しかし、彼女の想定しない出来事が起きる。それが瓶鳴というイレギュラーであった。

今まで、自分の作り上げてきた人形たちはどれほどその外見を人間に似せようとも、どれほど設定を人間的に組んでも、明確に自我を持ち、一つの人間として行動することは無かった。彼女は歓喜した。己の予想を裏切ったその出来事が堪らなく嬉しかった彼女は、瓶鳴によって物語が破たんさせられると、彼に更なる高みへ至らせるために試練を課す。物語を上書きし、強引に破たんした物語を進め、使うつもりも無かった場面や人形も投入して彼を人間に至らせるための物語を始める・・・

瓶鳴は予想以上で彼女の試練をことごとく乗り越え、あまつさえ、自分の正体までも独断で突き止めて見せた。そうして、試練の末に対峙した彼は人間である事を望んだ。彼女はそんな彼が人間としてこの先歩む姿を見て行きたいと告げると、彼に掛けていた呪いを解除し、自身の魂を半分に分け、自身の生命力や魔力をつかさどる方を瓶鳴の中に強引に押し付け、残りの人格をつかさどる部分を瓶割のなかに封印し、その過程で魔術絵本の所持権利を彼に譲渡すると、結界の展開を停止。瓶鳴を外の世界へと送り出し、そして自身は彼の中で眠りについた。

瓶鳴の中で眠りについた彼女の魂は現在、瓶鳴の魔術炉としての役割を果たしているのだが、半分に割っていてなおも膨大な魔術を生成する魔術炉として機能するあたり、どれほどの力を持っていたのかがうかがい知れる。彼女が魂を半分に分けた理由は簡単で、そのまま魂を彼に押し付けると、自身の強すぎる魂によって瓶鳴の全てを同化してしまい、程なくして彼女になってしまうからである。それでは意味が無いと、特に影響の大きい人格部分を瓶割に封印することで、彼をあくまでも彼として存在させ、それでいて自分はその中から彼の人生を見つめるためなのである。

 

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人物

可憐な姿に、おおよそ外見通りではない長く時を生きた者の風格を漂わす女性。

ただひたすらに自分の知的好奇心を満たすため、退屈を嫌い退屈を埋めるためだけに魔術を振る舞い、他者を平然と巻き込み振り回し翻弄する、それはまさに歩く自然災害。そのような性格が災いし、同業者や魔術の世界で彼女の評価は低く悪評が目立つ。しかし、自身の身内や弟子、そして自分の作り上げた人形たちにはまるで母のように振る舞い、愛おしむ一面も持ち合わせており、これが本来の彼女の性格。

 

能力

 

「人形作成」

人形に対する執着心は本物であり、その最終目的は新たな人類の創造と語るほど。あらゆる知識を貪欲に取り込み、そして自身の技術に反映させてしまう。そんな彼女は、オラクルで得た知識や技術をあっという間に自分の物にして、その技術をもって既存の人形の改良から新型の人形の制作まで行ってみせた。

「肉体作成」

可憐な少女のような容姿をしているが、それは本来の彼女の肉体ではない。実は既に200年ほどを生きており、人形の技術で作り上げたホムンクルスタイプの体に何度も乗り換える事で長い歳月を生きてきた。そうまでして、彼女は人形に執着をもち、本当にこの世を去る時は自分が満足した時だと言う。

「魔術」

彼女は名のある魔術人形師であるが、魔術師としてはそこまで評価は高くない。ただ、彼女の作り上げる作成物はどれも一流の魔術師でも作り上げるのが困難なほどの物ばかりであり、魔術関連の物を作成する方に特化しているといえる。

「幻視」

それは、幻を見る事で予言を得るのではなく、彼女の幻視は「今いる世界から、異なる世界のとある時間に直接穴をあけて覗き見する」というもの。時空に直接穴をあけて覗き見る行為。彼女の覗き見が終わる時に時空を修正する力が発生し、小規模なブラックホール現象が起きる。このブラックホールに巻き込まれ器陶が地球に転移させられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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